「横浜市都筑区食生活等改善推進委員会」出前授業実施報告

 2023年9月11日横浜市都筑区福祉保健センターにおいて、都筑区食生活等改善推進委員会の例会が開催され、都筑区食生活等改善委員(都筑ヘルスメイト)31名の方に、和食会議事務局の横田、大山が講師となり「和食の取り巻く環境と可能性」と題して出前授業を行いました。
 まず、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」の4つの特徴を説明しながら、食生活の変化、家庭環境の変化に伴い、従来、家庭の中で実践されていた保護・継承が難しくなっている現状を共有しました。次に、子どもたちの味覚形成、食嗜好教育の重要性を説明。幼少期に、和食の味わいの特徴である「うま味」(だし)を覚えておくことは、今後の健康的な食生活に大きく影響することを確認しました。  最後に昆布と鰹節(削り節)でひいただしを試飲し出前授業は終了しました。
 参加者からは、和食の課題として、「手間がかかる」「時間がない」「難しそう」というイメージに対して「簡単なだしのひき方をもっとアピールしていく」「最初は市販のだしでも良いから活用することが大事」「余っただしは冷凍保存すれば次に簡単につかえる」という事を伝えていくとよいのでは、という貴重な意見がだされました。1時間の限られた時間でしたが、有意義な出前授業となりました。
 そして、準備から調整、当日のサポートをいただきました委員の佐藤典子様に感謝申し上げます。