後藤副会長講演「はごろも教育研究奨励会」支援事業(第二回)

 今年度、公益財団法人はごろも教育研究奨励会の支援事業として、三島市立坂小学校と三島市立東小学校をモデル校とした食育活動が始まりました。後藤副会長が中心となり、複数名で講師を務めます。専門家の知見を生かしながら、和食の知識や文化、食事のマナー、調理などを子どもたちに伝え、実際に体験してもらう継続的な取り組みです。
 5月11日の初回実施に続き、第二回目として新茶の最盛期を迎えた5月22日、三島市立坂小学校で、児童が自ら製茶を体験する授業が行われました。
 静岡県の子どもたちは、日頃から茶畑を目にしながら育っていますが、お茶が製品になるまでの工程を知る機会はほとんどありません。
 この日は講師に茶道家であり株式会社TeaRoom代表の岩本涼氏を迎え、茶葉が荒茶になるまでの工程を体験しました。時間の都合上、蒸した茶葉から作業を始めましたが、ホットプレートで茶葉を炒り、手で丁寧に揉みながら、児童全員で力を合わせて荒茶を作り上げました。
 製茶体験の前には、後藤加寿子氏から三島暦に由来する「三島暦手」のお話を聞き、その後、三島茶碗が児童一人ひとりにプレゼントされました。出来上がったばかりのお茶をその湯のみで味わうと、「おいしい!」「おいしい!」と歓声が上がり、児童たちは大喜びでした。
 自分たちの手でお茶を作り、それを実際に味わう体験は、何よりも貴重な食育であると感じました。幼い頃からお茶に親しみ、日本茶を好きになる子どもたちがさらに増えていくことを願っています。