東京都清瀬市立芝山小学校ではコロナ感染症に配慮をおこないながらも、和食会議・いただきます.info・三信化工と連携し、2020年7月10日(金)に和食給食が行われました。
献立は、そぼろごはん・焼きししゃも・和風あえ・大根と油揚げの味噌汁・牛乳です。なかでも6年生(2クラス・55名)は、毎年特別に1品ゆかり漬けが付き、一汁三菜の和食器を使った和食給食でした。給食当番は、コロナ対策として慣れない手袋を着用したため手に合わなかったり滑りやすく、また慣れない和食器であったこともあり、盛り付けに苦戦している児童が多かったとのことです。
6年生からは「いつもの給食より美味しかった」「和食のよさを改めて感じた」など、前向きな意見がたくさん聞かれ、6年生以外の児童からは「自分が6年生になったときに、和食器給食が食べられるのを楽しみにしている」と言う声もありました。
学校栄養職員の町田先生からは、「緊張しながらも和食器を丁寧に扱うよう意識できていた点はよかったと思います。」「実際に和食器で給食を食べることで、和食について授業で学んだこと・気づいたことをよりリアルに感じることができたと思います。まさに『生きた教材』として給食を活用できたのは、すばらしかったです。」とのコメントを頂きました。
清瀬市では6月の給食再開時より、給食室で使い捨て弁当箱につめての給食に始まり、職員による給食の盛り付けなど、コロナに対応した給食の運用を段階的に進めたそうです。特に職員による配膳は各クラス2人で行うため、品数や汁物の有無など、通常以上に給食時間を配慮した献立となります。パン・スイカ・メロンなど手で持つ食材にも配慮されました。
現在では、通常のマスク・手洗いに加え、ビニール手袋をしての児童による配膳です。
コロナの中ではありますが、この様なさまざまな工夫で子どもたちの食の健康や豊かさが守る取組を聞くと、少しほっとした気分になります。今後とも、多くの皆さまと連携できましたらと思います。