平成27年5月18日(月)に、和食会議調査・研究部会の第一回会合が三会堂ビル石垣記念ホール(港区赤坂)にて開催されました。会合では、副部会長及び幹事の選任や今後の事業計画について会員に向けた報告を行い、出席者との意見交換を実施するなど、いよいよ本格的な部会活動をスタートしました。
会議冒頭、熊倉功夫会長より開会の挨拶があり、会に賛同いただいた会員のみなさまへの謝辞を述べると共に、「調査・研究部会が和食会議のひとつの核となり、調査研究の中で今どういうものが求められているのかを明らかにし、そしてそれを具体的な行動へと展開していくことが望ましい」と部会の方針が示されました。
総議決権数100名に対し、出席者37名、委任状提出者43名。総議決権数80個となり、部会は成立しました。
続いて、江原絢子部会長から、副部会長および幹事候補の発表がなされ、大久保洋子副部会長、的場輝佳副部会長、後藤加寿子幹事、須田満幹事、中澤弥子幹事、東四柳祥子幹事、渡邉智子幹事、清絢幹事、以上8名の選任が、満場一致で承認されました。
また副部会長(3名以内)、幹事(10名以内)の役員定数への増員は、部会長が会長の承認を得て増員することができることも承認されました。
次に、以下の今後の事業計画について発表がありました。
1. 和食に関する国民意識の調査、食卓の実態調査
2. 和食ブックレットの出版
3. 和食ハンドブックの編纂
4. ユネスコ無形文化遺産保護条約の趣旨に反する行為の防止に向けたモニタリング等
以上の4点に加え、中澤弥子幹事、東四柳祥子幹事による講演会が7月に実施予定等について報告がありました。さらに、それらの実施に向けた委員会及びワーキングチームの設置や会員への協力依頼が行われ、今年度の予算配分についての方針も示されました。
その後の意見交換においては、出席者から以下の発言があり、今後の活動を検討するにあたり貴重な意見交換の場となりました。
「出版物は電子書籍化やスマホ対応を検討してはどうか」
「わび・さびと茶の湯の関わりについてもブックレットで扱ってはどうか」
「ブックレットの性格としては、食卓作法など標準的な内容を載せるべきではないか」
「部会として新たなデータ収集等の調査研究に取り組んでいくべきではないか」
「独自性を持った研究テーマを決めてはどうか」
「ブックレットの性格としては、食卓作法など標準的な内容を載せるべきではないか」
「あまり厳しい形式では、若い人はついていけないのでは」など。
なお、部会終了後の役員会で、委員会・ワーキングチームの以下のメンバーが選出され(*責任者)、部会構成員の中からチームに加わっていただける人も今後加えて充実した内容としていく予定です。
モニタリング委員会準備会:*江原絢子、東四柳祥子、須田満
調査ワーキングチーム:*江原絢子、大久保洋子、的場輝佳、須田満
ブックレット・ワーキングチーム:*大久保洋子、渡辺智子、清絢
ハンドブック・ワーキングチーム:*的場輝佳、後藤加寿子、中澤弥子