杉並区立消費者センター消費者講座「だし」の教室 講演報告

 2022年11月21日杉並区立消費者センター(所長小柴秀昌様)が主催する11月度消費者講座で調査・研究部会幹事 東京聖栄大学准教授 福留奈美様が「『だし』の教室~うま味の秘密と飲み比べ」と題して講演を行いました。
 今回の消費者講座は20名の定員が2時間で満席となる盛況で、当日は18名の方が参加されました。小柴所長より開講のご挨拶、担当の湊様より講師の紹介があり、講演が始まりました。
 先ず福留様より、ユネスコに無形文化遺産として登録された「和食」、その保護・継承を行っている和食会議の説明があり、本題である「だし」と「うま味」についての講演がありました。動画の視聴や、詳しい資料を使いながら、「うま味」の本質、それを含むいろいろな「だし」について丁寧に説明しました。
 後半は、実際にいろいろな「だし」を飲み比べて、「うま味」を実感しました。先ずミニトマトをよく噛んで、「うま味」を体感します。その後、昆布だし、かつおだし、それらを混合したもの、更に煮干しの解体を行ったり、煮干しだしの味噌汁と味噌を白湯でといたものを飲み比べたりしました。参加者からは「うま味」のことが良く解り、「だし」の「うま味」が実感できた等の感想をいただきました。
 湊様、千原様には当日の運営の他、試飲の配膳も手伝っていただきました。