会員の百田美知様からの報告です。
10月26日(水)高知県香美市立舟入小学校で出前授業(90分)を行いました。6年生15名、保護者14名、教師2名、31名。講師は、個人会員の百田美知です。
まずは座学。(1)11月が和食月間であること(2)「だしって何?」(3)硬水と軟水について。水の違いは各国の料理に大きく関わっているという話をしました。
次に試飲。「硬水」と「軟水」を飲み比べ。また、香美市物部の在来大豆「ハチマキダイズ」と、高知県特産の「トマトだし」。他にも、お野菜の皮やヘタを干したものからも「だし」が取れる話をしました。
最後に実習。「かつおと昆布の合わせだし」を取って頂きました。「昆布」単体と「かつお」を加えた「相乗効果」を味わって頂きました。その後「かつおと昆布の合わせだし」「ダイズだし」「トマトだし」、調味料(塩・醤油・味噌・酢みかん)、市販の乾物(わかめや麩など)と常温保存できる豆腐などを使い、それぞれのお好みで「汁物」に仕上げて頂きました。
「美味しいだし」と「乾物」さえ有れば、生徒1人でレシピなどなくても、簡単に美味しい汁物が作れる!と感じて頂けたらと思います。
余談になりますが、高知県は「ゆず」の生産量日本一。学校の周りでも「ゆず」が見られます。授業の準備中、給食の放送を聞いていると「ゆのす」という言葉を使っておられ嬉しくなりました。近年「ゆず」を酢の代用に使うので「ゆずす」との説明も見受けられますが「ゆず」の歴史、別名、学名などを考えると「ゆのす」という言葉を大切に伝え残したいと思っております。