11月23日(土)東京都青梅市役所において、和食会議田島専務理事による講演会が開催されました。
青梅市では30年以上前から教育委員会を中心として市内の小学校高学年から中学・高校生に至る幅広い年齢層の児童・生徒を対象に、国際化に伴って大きく変化する社会に適切に対応し、将来広く世界で活躍する青少年が国際人として必要な基礎的な事柄を学習し体験する場として「国際理解教育」を進めています。この講座は創設当時から「英会話教室」と「文化講座」を両輪に据えて実施してきており、「文化講座」で広めた海外の事柄や日本の文化についての知識を外国の人に説明できるようにすることも目的の一つとのことです。
講演は『ユネスコに登録された「和食」とは』をテーマに、前半は国際理解の観点から『世界で注目を集める「和食」』として、ブームとなっている和食の状況に触れ、一方国内でのある意味危機的状況となっている和食文化を、米の消費量の変化や意識調査などを取り上げて環境認識を共有しました。その上でユネスコニ登録された「和食」の4つの特徴について解説して、世界的にもユニークな和食文化の素晴らしさ、大切さ、保護・継承の必要性について訴えました。参加者からは「改めて日本の食文化の素晴らしさに気付かされた」「素晴らしい日本の食文化を伝えて行きたい」との声が多数寄せられました。