9月17日(火)福島県田村市の川瀬小学校において、和食会議事務局長の田島専務理事による出前授業が行われました。田村市は郡山から磐越東線で30分程のところにあり、福島県のいわゆる「中通り」、阿武隈高地の中央に位置するなだらかな山々と美しい自然に囲まれた高原都市です。その中心部から車で15分程、のどかな田園風景の中に川瀬小学校はあります。全校生徒は60人程、5、6年生14名が和食文化に触れました。
 
 今回の出前授業のねらいは、ユネスコの無形文化遺産に登録された和食文化の全容を学び、和食の要である「だし」の材料やその役割、「うま味」の大切さを体験を通して理解すること、テーマは第一部:「和食って何だろう」、第二部:「だしの体験教室」とし、5・6校時通しの90分を使って家庭科室で行いました。
 第一部は、パワーポイントの画像や資料を見ながら料理・食事としての和食を整理した後、ユネスコに登録された和食文化とその特徴、そして日本人の伝統的な食文化を支えているものについて広く学びました。
 後半の第二部は、いろいろなだし材料(利尻・羅臼・日高・真昆布、かつお枯れ節・荒節・削り節、にぼし、干し椎茸、帆立貝柱、干し海老)の実物を手に取って、見て、触り、においを嗅ぎ、一部は食べて、だしの材料とはどういうものか、どんな味やにおいがしてどんな「うま味」があるのかなどを五感に訴えて体験しました。
 その後、昆布とかつお節の一番だしで作ったお吸い物の汁(吸い地)を味わい、さらに児童一人ひとりがにぼしを解体して、頭やはらわたを取ったものを使ってだしを取ったみそ汁と、みそをお湯で溶いただけのものとの比較試飲を行いました。
 児童のみなさんは一番だしの吸い地のおいしさにある種の感動を覚えたらしく口々においしい、おいしいと、何杯もお代わりをする子もいました。また、みそ汁の比較試飲では、全員が例外なく違いを感じ、「うま味」と「だし」の役割と大切さを体感して授業を終了しました。

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