令和元年9月1日(日)、東京都北区立赤羽文化センターにおいて、「知っておきたい世界と日本の食・生活文化」の講座が開催されました。
本講座は、生きる上で欠かすことのできない「食文化」について専門家の話や、調理実習などを通して、「食」の世界を学ぶ内容です。
全5回の講座となり、第1回目は、和食会議会員の食卓文化研究家 長尾典子氏が登壇し、「外国人に伝えたい和食マナー~一汁三菜・日々の配膳とマナーを知ろう~」を開催しました。
和食の形である「一汁三菜」は、平安時代の文献から既にその形があったこと、また16世紀に日本に渡来した外国人が見た日本人の食事の様子などについてのお話は、とても興味深い内容でした。
講義の中盤では、参加者全員が実際に食器を使い「一汁三菜」の形を配膳しました。長尾氏からは、「とりどりの料理はとりどりの器で美味しさを重ねる。味わいは、「視覚」、「触覚」(器の口当たり)から始まる」とお話がありました。
講義の後半では、外国人の方に「一汁三菜」を英語で伝えることにも触れました。
2020年オリンピックパラリンピックにむけて、日本の誇るべき食文化について意識啓発に繋がる講座となりました。
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