平成30年7月17日(火)、東京有楽町の朝日ホールにおいて、「食文化シンポジウム」(主催:文化庁)/協力:大分県)が開催され、伏木亨会長が登壇されました。
「次世代につなぐ、日本の食文化」~和食;日本人の伝統的な食文化~を題材に、和食は、四季折々の旬の食材や先人の知恵と工夫によって、豊かな食文化を育んできたことを話され、最初は海外から入ってきた食が多い中、それを知恵や工夫によって、更に美味しく、ご飯に合うように変化をしていったとのことです。そして、そこには和食の要であるだしのうま味、味噌や醤油などの発酵調味料が関わっていることがよくわかりました。
最後に、「不易流行」変わるべきではないものと変革すべき部分が大切であることをお話しされ基調講演を終わりました。
パネルディスカッションでは、コウケンテツ氏、伏木亨氏、浅利妙峰氏の3人のパネリストが登壇され、「日本の食文化とは何か」、「大分の食の特徴」、「これからの日本の食文化」について、語り合いました。
特に印象に残ったのは、「これからの日本の食文化」について、コウケンテツ氏は「現代は女性にかかる負担が多いので、伝統文化は大切であるがそれに合わせて食文化も変化する必要がある」、浅利氏は「家族と一緒に食事をするだんらんが大切」、伏木会長は、「和食についてハードルを高くすると文化が消えてしまう。料理にかける時間が減っている中で簡単に美味しくできる簡便性のものを使うことも大切である。その時には本物の味を知っていることが大切である」との意見あり大変参考になりました。
基調講演からパネルディスカッション終了まで、大変有意義な機会となりました。
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