内閣官房主催のオリンピック・パラリンピック関連公募事業の実施報告

 1月28日(土)、昨年11月に当会議として初めて受託した政府の事業である内閣官房主催(事務局JETRO)の「オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査」に係る試行プロジェクトを実施しました。
 案件名は「「和食でおもてなし!」和食文化の発信・伝達モデル構築プロジェクト」で、目的は、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会で来日する観光客や選手を含めた大会関係者に向けた和食文化の発信方策を提案するため、来日外国人・国内障がい者・国内アスリートに対して実際に体験会を行い、より広範な対象及びホストタウンなどの発信・伝達の担い手に向けた効率的、効果的、汎用的な「和食文化の発信・伝達モデル」を構築することです。

実施内容
1) 和食文化の基本情報パンフレットの多言語版作成
(A4版8ページ・日英仏西中亜6カ国語+日本語点字の計7言語)
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2) 和食文化の体験型講演会の実施
  名称:「和食文化の体験会」
  日時:平成29年1月28日(土)
  第1部10:00~12:20  第2部14:00~16:20
  会場:八芳園白鳳館(港区白金台1-1-1)
  参加者:イ.在日外国人(大使館員やその家族など)
       コロンビア ブルガリア タイ アメリカ  エルサルバドル 
       チリ メキシコ ブラシル アラブ首長国連邦 カナダケベック州
       EU代表部 11か国21名
      ロ.国内のアスリート1名、パラリンピアン2名、障がい者(視覚2名
       ・聴覚3名・四股3名 計11名  支援者4名 計15名)
        ※参加無料招待制
内容:
・江原絢子副会長より主催者挨拶(趣旨説明)
・司会より和食文化の基本情報のレクチャー
・村田吉弘氏の講演
   和食についてレクチャー
   だしについてレクチャー
   だしの引き方と吸地の調理実演
   昆布だしと鰹節及び吸地の参加者による試飲
   展示した鰹節、昆布等だしの現物材料に触れるなどして談話
・千葉伝統郷土料理研究会の講演
   太巻き祭りずしについてのレクチャー
   調理デモと参加者による実習、試食
・参加者へのインタビュー(質疑応答・意見交換)
・アンケートの記入と回収

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         会場                     大使館関係者

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        村田吉弘氏                だし引き実演

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           だしの材料を目の前にして談話をする村田氏

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       太巻き祭りずしの実習        視覚障がい者に海苔に触れてもらう

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         講師陣による作品         手話を交えて意見発表をする参加者  

 参加した方々からは、「とても貴重な経験ができて感謝している。」「だしがおいしい。選手村にあったら外国の選手は飛びつく。」「ヘルパーさんに指示できることを学べて良かった。」「このようなバリアフリーでの企画はその国の(高い)文化水準を示している。」など多くのご意見を頂きました。                                                                                                                               以上