「和食文化ミーティング-次世代に伝えるための研究集会」開催レポート

事務局からのお知らせです。

3月3日、桃の節句の日に「和食会議」と「和食会議」会員である味の素食の文化センターさんの共同開催にて、「和食文化ミーティング-次世代に伝えるための研究集会」が港区の品川グースにて開催されました。

この会は味の素食の文化センターさんからの発案により開催する運びとなった、「和食会議」初の研究集会となります。

「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録され、今後の「和食」文化の保護・継承はいかにあるべきか、その事例の共有と意見交換を図ること。そして、「文化財行政」と「学校給食・食育」という2つのテーマから提言をまとめることなどを目的に開催されました。

「和食会議」正・副会長全員が当日参加したほか、全国の食文化有識者や文化財保護に関する有識者、学校給食の有識者や各種食育実践者など約100名が集結し、「和食」文化の継承を目的に、多くの事例発表や意見交換などが展開されました。

また、開催後の交流会では、「和食会議」会員である千葉伝統郷土料理研究会の協力で「太巻き祭りずし」などが来場者にふるまわれ、参加者同士の愉しく賑やかな交流の輪が広がっていました。

皆様のどの意見も、実際の現場に基づく「生きた」情報ばかりで、「和食会議」事務局も大変勉強になった一日でした。

各地域での食文化の文化財としての保護にまつわる問題、給食における米飯化や食文化教育の推進の問題、地方自治体における食文化の発信の課題
等々、「和食」文化を継承してく上では、各現場でさまざまな課題や難題に頭を悩まされている方も多いのではないでしょうか。

その様な課題への検討にも応える今回の研究集会の模様について、近く、レポートがまとまり次第、HP等で掲載する予定です。当日残念ながらご来場できなかった方など、どうぞお楽しみに。

これからも、全国の会員の皆様と連携を図りながら、「和食会議」でも和食文化の次世代への継承に取組んで参りたいと思います。

皆様からの積極的なご活動やご意見、情報なども引き続きお寄せいただけたら幸いです。今後とも宜しくお願い致します。

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