平成25年度農林水産省「食と地域の交流促進事業」の一環として、12月19日に鴨川市総合交流ターミナル みんなみの里で行われた、南房総体験活動ネットワーク協議会さんが主催されたイベントに参加してきました。
午前中は、南房総地域の農漁村の女性による「提げ重パーティー」。
「提げ重」とは、南房総の農村地区で昔から行われていた習慣で、伝統的な行事の際、芋の煮っころがしや太巻き寿司などの手料理を大型の弁当箱「提げ重」で持ち寄り、皆で囲んで宴を開く習慣があったのですが、そのイベントに欠かせない存在でした。
会場ではその習慣を現代に受け継ぐ形で、各地域ではぐくまれてきている色とりどりのふるさと料理が持ち寄られて大賑わい!訪れた100名もの人々の目と舌を楽しませていました。
午後からはシンポジウムプログラムとして、南房総の風・土・食をテーマに基調講演やパネルディスカッションなどが行われました。
事務局は第1部の「房総のふるさと料理」の講演を聴講。
「和食会議」会員でもある千葉県伝統郷土料理研究会主宰・龍崎 英子先生による基調講演は、こちらも大変な人気で、房総地域のふるさと料理文化について、ひいては今回ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」文化について、さまざまなエピソードを交えて行われ、会場に集まった方々は熱心に聞き入っている様子でした。