伯方塩業株式会社様より、出前授業の報告です。
2024年2月17日(土)、北九州市星ヶ丘市民センターで小学生1~6年生の皆さんに出前授業を行いました。身近な調味料の “塩”に興味をもってもらえるよう、塩つくり体験や試食を通して学んでいただきました。
はじめに塩がどんなものかを紹介したところ、白く見える塩が本当は透明で、ピンク色や黒色の塩(岩塩)があることに興味津々でした。
子供たちに身近なハンバーグなどを例に、塩が“美味しさ”のためにどの様に活躍しているかの説明も、一生懸命聞いてくれました。
塩の“うま味を引き立てる力”を知ってもらうために行った出汁の飲み比べでは、塩を入れる前の出汁を「美味しくない」と言っていた子供たちが、塩を入れてもう一度飲んだ際には「美味しくなった」と味の変化に驚いていました。
沢山話を聞いていただいた後には、グループに分かれて世界に一つだけの”自分達の塩”をつくる”塩つくり”にも挑戦。濃い塩水をコンロで煮詰めるため、火の熱さや鍋にくっつく塩に苦労しながらも、グループで協力しながら楽しく取り組んでくれました。
最後はお待ちかねの試食タイム。つくった塩と合わせて3種類の塩を、“ご飯・サツマイモ”に振りかけてお気に入りの組み合わせを探してもらいながら、「自分達がつくった塩で食べるご飯が一番美味しい」「大粒の塩はザクザクでふりかけみたい」「結晶の大きさや形にも違いがある」と色々な“塩の違い”を発見してくれました。「もっと塩で食べたい」と、おかわりの希望も多く、食材の美味しさを引き出す”塩の力”を体験していただけた様です。
塩を“しお”と呼ぶ理由や漢字の由来など想定外の質問も飛び出すなど、料理以外の分野にも興味を示してくれました。「妹と自由研究で塩つくりをやってみたい」との声もあり、塩への興味関心を高めてもらえた2時間となりました。