2月25日(火)、青山国際教育学院(東京都港区)にて、日本語上級コースに在籍する学生約20名を対象に「和食の基本 一汁三菜を知ろう!」の授業が行われました。講師を務めたのは和食会議会員の長尾典子氏です。
今回の授業に参加した学生は、全員中国、韓国、ベトナム、フィリピンなどアジア各国やロシアからの留学生ですが日本語の理解度は非常に高く、授業は日本語を主として行われました。
90分授業の構成は次の通りです。
1)正月、五節供など伝統行事や人生儀礼と和食
2)Foodは風土、食は人なり
3)基本の食事形式「一汁三菜」とは
4)紙で箸置きを折る実習
5)使いやすい箸の長さとその決め方
6)和食を引き立てる器
7)一汁三菜の配膳の意味と配膳(バーチャル)実習
8)「いただきます」、「ごちそうさま」に象徴される和食の心
9)椀の持ち方や箸づかい、三角食べや口中調味など和食の食べ方の特徴
10)和食文化の4つの特徴
以上、テーマである「一汁三菜」に留まることなく多岐に亘り、和食文化全体に及ぶ内容でした。学生の皆さんも大変興味を持って傾聴し、活発な質疑応答が行われました。