調査・研究部会講演会「日本の酒文化-居酒屋・大衆酒場の誕生と広がり-」開催報告

 2025年9月10日に富士ソフトアキバプラザにて、調査・研究部会講演会を開催しました。今回は、会場参加とオンライン配信によるハイブリッド形式の開催で、参加者は会場33名、オンライン約50名の方が参加しました。
 今回の講演会は、「日本の酒文化-居酒屋・大衆酒場の誕生と広がり-」をテーマに、二つの講演とパネルディスカッションを行いました。
 はじめに中澤調査・研究部会長からご挨拶と和食会議の紹介がありました。
 講演の一つ目は、食文化史研究家の飯野亮一氏による「居酒屋の誕生と江戸っ子が愉しんだ酒と肴」でした。居酒屋が生まれた背景から、居酒屋の誕生、居酒屋の発展、江戸っ子が愉しんだ酒と肴について解説がありました。江戸時代の居酒屋の風景の絵図も交え、江戸時代の居酒屋に思いを馳せました。
 講演の二つ目は、歴史考古学者であり、葛飾区主査学芸員でもある谷口榮氏による「東京下町の大衆酒場―もつ焼きと焼酎ハイボールが醸し出す酒場文化―」でした。ユネスコ無形文遺産に登録された「和食」「伝統的酒造り」から話は始まり、「千ベロの聖地立石」が誕生し、確立されていく過程を、もつ焼きと焼酎ハイボールの成り立ちと立石の歴史から語られました。
 その後、講師お二人と福留調査・研究部会幹事の3名によるパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションでは、会場とオンラインから活発に質問が寄せられ、講師のお二人が丁寧に応答されていました。
 講演会の様子は、下記URLより、YouTubeにてご覧いただけます。是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Nc6NFbGa3j8