7月18日に、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校・R高等学校のオンライン通学コースの生徒約700名に対してオンラインによる授業をおこないました。講師は事務局の稲田が担当しました。
【「和食」って何だろう?ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」と郷土料理】をテーマに、海外での和食の人気の高さ、国内で和食の継承が難しくなっている状況や、ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」の特徴について、さまざまな食材や食器、調理技術が用いられること、郷土料理や行事食の習慣、だしの原料となる食材などに関して話しました。また、郷土食が地産地消をベースとしたSDGsのアクションにつながるものであることや「和食」を取り巻く環境について、調査データにもとづく数字やグラフを用いて説明し、生徒たちは興味深く聴いていました。
生徒からは、
・郷土料理や和食の根絶危機について次の世代の人たちにどう伝えるか、どうすれば根絶しないのかを学んだ。
・郷土料理や伝統料理の歴史や、背景など食文化に対しての印象が今までと変わり、たくさんの知恵を学ぶことができた。
・進学などで別の場所に行っても、自分の地域の郷土料理を作ろうと思った。
・自分の代で伝統を途切れさせたくない、というのは理解できるものだと思った。
・郷土料理は地産地消でSDGsなどにも貢献している、昔から環境によい料理を作っていることがすごいと思った。
などといった、しっかりと問題意識をもった意見や感想が出されました。
最後に、今回の企画・準備をご担当いただいた角川ドワンゴ学園の植木様、当日の運営をサポートいただきました、野田様、中村様をはじめ、スタッフの皆様に御礼申し上げます。
