2月25日・26日に、東京都都立中央ろう学校にて出前授業を行いました。東洋大学食環境科学部食環境科学科准教授で和食会議、調査・研究部会幹事の露久保美夏氏が講師を担当しました。初日に中学部2年生16名、2日目に高等部2年生22 名を対象とし、各日とも5校時・6校時を通して、家庭科と連動して実施しました。
【「和食」と「だし」】をテーマに、ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」の特徴について、多様な食材や調理技術が用いられること、米を中心とした献立構成と栄養バランス、だし食材の原料などに関して触れました。また、高等部では「和食」を取り巻く環境について客観的な数字やグラフを用いて説明し、生徒たちは興味深々に受講していました。
だしの話をした際には、昆布と鰹節の合わせだしを生徒の目の前で引き、立ち上る香りを感じながら味わい体験を行いました。また、味噌を湯に溶いたものと煮干しだしに溶いたものを飲み比べたり、煮干しを部位ごとに分けてそれぞれ味わったりしながら、見た目や香り、口に含んだ時に感じたことなどを自分の言葉でワークシートに表現し、お互いに共有しました。
今回の授業により、和食文化に対する関心が高まることを期待いたします。また「和食の魅力」を自らが家族や友人などにも伝えていただければ、とても幸いです。最後に、今回の企画・準備から当日の運営をサポートいただきました、東京都立中央ろう学校の職員の皆様に御礼申し上げます。
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