2024年10月28日に秋葉原アキバプラザにて、調査・研究部会講演会を開催しました。
会場参加とZoom配信によるハイブリッド形式の開催で、会場参加48名、Zoom参加者約150名の方が参加しました。
今回の講演会は、「日本の醸造文化を考える」をテーマに、二つの講演とパネルディスカッションを行いました。
はじめに中澤調査・研究部会長からご挨拶と和食会議の紹介がありました。
講演の一つ目は、渡邊智子東京栄養食糧専門学校校長による「食品成分表にみる醤油、味噌、塩の変遷」でした。食品成分表の改訂による変化とその中での醤油、味噌、塩の変遷を具体的に説明し、収載の状況の分析を行いました。味噌、醤油、塩の調味料が「和食」を支え、地域の食文化も担っているとのまとめがありました。
講演の二つ目は、舘博東京農業大学名誉教授による「和食をささえる『醤油』」でした。醤油の歴史や5種類の醤油の分類、醤油の製造工程の説明がありました。
醤油の機能性成分についても触れながら、醤油は調味料であるのでその美味しさで評価して欲しいとのまとめがありました。
その後、講師お二人と中澤部会長の3名でのパネルディスカッションがありました。パネルディスカッションでは、会場とZoomから活発に質問が寄せられ、講師のお二人が丁寧に応答されていました。
アンケート結果からも、分かりやすい講演で、食品成分表や醤油についての理解や興味が深まったとの声が多く寄せられました。
講演会の様子は、下記URLからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=jUQL0SnqWWk