2024年7月26日(金)に会場参加とZoomにて「和食と健康」シンポジウムを開催しました。
今回のテーマは、「人生100年時代QOL(生活の質)の向上へ和食と健康を考える」でした。
当日は、会場に37名、Zoomに約80名の会員及び一般の方に参加いただきました。
初めに、中澤調査・研究部会長から、ご挨拶と和食会議の紹介がありました。
続いて、味の素株式会社理事の畝山寿之氏から、「UMAMI:日本人の健康長寿の秘密をさぐる」と題して講演がありました。
うま味が日本で発達した歴史的背景の説明から入り、うま味と健口、うま味と健腸、うま味と健脳の関係について解説がありました。最後にうま味の栄養生理学的な意義のまとめで締め括られました。
次に、奈良女子大名誉教授の的場輝佳氏より、「高齢者の健康増進と食生活」と題して講演がありました。和食が日本人の平均寿命延伸に果たした要因の解説があり、その後、嚥下調整食を美味しく、見栄え良く作る10年にわたる研究成果の説明がありました。
そこには京都老舗料亭の料理人、管理栄養士、調理師の皆さんの連携があったことが説明され、実際に行事食を美味しく食べる高齢者の様子も紹介されました。
講演後、コーデネータ―として和食会議調査・研究部会部会長の中澤先生に入っていただき、畝山先生、的場先生によるパネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッションでは、参加者からの質問も取り上げ、講演内容をより分かりやすく、掘り下げました。
講演資料は、下記URLからご覧いただけます。
https://washokujapan.jp/symposium_list/info-20240731/
シンポジウムの動画は、下記URLからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=AMRzfvUWkZM&t=2s