国際医療福祉大学(成田キャンパス)出前授業報告

 6月3日(月)に国際医療福祉大学(成田キャンパス)にて、学生89名に『世界の中の和文化 ユネスコ無形文化遺産「和食」を知る』をテーマに出前授業を実施いたしました。講師は和食会議事務局の稲田事務局長が務めました。
 90分の授業では「和食」とは何かをテーマに、ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」をその4つの特徴とそれを支える「だし」「発酵調味料」「米」「水」などについて説明し、そのあと「和食」を取り巻く環境と課題をSDGsと絡めて、他に子どもに対する食育の意義などについて話しました。
 最後に、和食の要である「だし」の体験学習として昆布とかつお節の合わせだしを試飲していただき、その「うま味」を体感してもらいました。
 以下、授業後の学生のレポートの紹介です。(抜粋)
実際に自身の立場に立って考えた貴重な意見です。是非、お読み下さい。
●今回教えてもらっただしの冷凍方法を使って時短味噌汁を作って、一汁二菜生活を始めようと決意しました。(薬学科1年)
●ただ食べるだけでなく,味覚で季節を感じ,更には視覚でも楽しむことが出来る和食がやはり大好きだと改めて思いました。(医学検査学科1年)
●私は朝・昼・夜の3食ともご飯派でご飯以外考えられなかったので主食に関するアンケートで1位がご飯ではなかったことに非常に驚いた。(薬学科1年)
●いつも割とインスタントで済ませることが多いですが、本物というか手間をかけることで、何倍も美味しくなるので、手間をかけたいな時間をかけたいなと思いました。(医学検査学科1年)
●私は将来、みそやだしなどを1から作って世界に1つの自分だけの最高の味噌汁をいつか作りたいと思っている。(薬学科1年)
●うま味物質は、主にタンパク質や核酸に含まれグルタミン酸やイノシン酸などが代表的なうま味に含まれていると知った。薬学部の人間として化学、栄養学的に考えることの出来るいい機会であったと感じている。(薬学科1年)