東京国際フランス学園 出前授業 実施報告

 11月24日和食の日を前に11月20日、北区滝野川の東京国際フランス学園でインターナショナルセクション日本語科、英語科の第3学年26名年生を対象に、農林水産省副大臣鈴木憲和様、在日フランス大使館公使ニコラ・ティエリ様にもご参加いただき、特別出前授業を行いました。1コマ目「和食のだしを知ろう」、2コマ目「日本、フランス両国の料理試食・調理体験」というテーマで、9時40分から11時15分までの授業でした。
 1コマ目「和食のだしを知ろう」の授業は、東京国際フランス学園の春日先生による導入の授業、その後、事務局の稲田が講師となり、大山が和食の「だし」とフランス料理のブイヨンの試飲を担当しました。導入の授業では、和食って何だろうという問いかけから始め、ユネスコに登録された「和食」の特徴を学びました。後半は、「和食」の味わいの要となる「だし」とフランス料理のブイヨンの試飲をおこない、違いについて意見を出してもらい、その後、和食のだしについて、鰹節、昆布の現物を手にしてもらいながら、それぞれがどのように作られるかなどを説明しました。
 子どもたちからは、和食のだしは「色が濃い」、「海藻の味がする」など多くの意見が出されました。和食のだしをお代わりする子ども達も多く、皆、だしの美味しさに満足した様子でした。

 2コマ目は、講師の工藤英良シェフによる、子ども達が収穫した野菜を使った「滝野川かぶのすり流し」、「滝野川かぶのポタージュ」「滝野川ごぼうのかき揚げうどん」の試食をおこない、皆「おいしい」と食べていました。
 元気で熱心な第3学年でとても楽しく、充実した授業となりました。子どもたちの「和食」への興味・関心の高まりに繋がれば幸いです。
 最後に、今回の出前授業を企画から準備までご協力いただきました春日先生をはじめ東京国際フランス学園、農林水産省、モデル授業時事務局の皆様に御礼申し上げます。