11月17日横浜市立山内小学校で調査・研究部会幹事、東京聖栄大学教授の福留奈美氏が講師となり、6年生2組・31名に2校時(90分)を使って「しょうゆの教室」、出前授業を行いました。
本クラスは総合学習(日本の伝統文化)の中で「和食」を選び、基礎調味料やだしの材料等を学び、2月に研究発表をする予定になっています。出前授業では、「日本に昔からある伝統的な調味料は?」、「その調味料を使った食べ物はなに?」という質問から始まり、しょうゆをそのままとフライパンで焦がした場合の香りの違いや原料を実際に見ながら作り方を確認したり、観察と実験、体験を中心に学びました。後半では、しょうゆ5タイプの違いをそれぞれテイスティング。授業の最後には、ユネスコに登録された「和食」の4つの特徴について、資料と動画コンテンツを見ながら学びました。
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【観察・実験内容】
・しょうゆはどんな香り
まず、しょうゆの香りをそのまま嗅いで確認。次にフライパンで焦がしてみました。
加熱することで、糖とアミノ酸が反応して生じる「香ばしい香り」を体感しました。
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・しょうゆは何からできているの? 材料は何? それはどんなもの?
原料となる大豆・小麦・塩・しょうゆ麹(埼玉県の弓削田醤油様より提供)を観察。
「おいしさのひみつ しょうゆ」(日本醤油協会様より提供の児童向けの醤油小冊子)を参照して方法、作り方などを調べ、作る順番に材料を並べて確認しました。
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・しょうゆはどんな味?
いつも食べているしょうゆの味を思い浮かべて…違いはあるかな?
・しょうゆにはどんな種類があるかな?
しょうゆ5タイプ(濃口2種、淡口、再仕込み、溜、白醤油各1種)、以上6種類のしょうゆの色・香り・しょっぱさ等の違いを味わいました。味や香り、濃さの違いに子どもたちは驚いていました。
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・「和食;日本人の伝統的な食文化」について
ユネスコに登録された「和食」の4つの特徴を動画視聴し資料でも確認しました。
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子どもたちは主体的に観察・実験を行い、用意した「しょうゆの教室」ワークシートに、体験して感じたこと、学んだことを数多く記入していました。盛りだくさんの内容で、あっという間に90分間の授業が終了し、子どもたちも皆、充実した様子でした。
今回の出前授業がクラスの研究発表の成果に繋がることを楽しみにしています。