9月21日三鷹市にある三鷹市西多世代交流センターで出前授業を行いました。多世代交流センターは、「児童館機能」「生涯学習支援機能」「若者支援機能」「多世代交流機能」の4つの機能を有し、さまざまな世代が、つどい、つながり、学び合う交流の場です。
東洋大学食環境科学部・食環境科学科准教授/和食会議、調査・研究部会幹事の露久保美夏様が講師となり、子育て世代から幅広い層の市民(19名)に120分を使って授業を行いました。
【「和食」と「だし」】をテーマに前半は、世界から見た「和食」、海外に拡がる「和食」の現状、ユネスコに登録された「和食」:4つの和食文化の特徴を説明からスタート。次に暮らしの中に根付く「和食」話から、米・野菜・水産物等の食材、一汁三菜とその栄養バランス、和食を支える水(軟水)、旬の楽しみや調理方法、だしの食材や調味料とその味わいについてなど、多岐にわたる内容を簡潔に分りやすく説明しました。
後半では、三つの体験を行いました。体験1は、味噌を煮干しのだしに溶いた汁と、白湯に溶いたものとの飲み比べを行いました。それぞれの違いを感じ、感じたことを発表してもらいました。体験2は、煮干しの解体です。煮干しを身と頭、はらわたに分け、それぞれを味わってみました。体験3は、昆布と鰹節の合わせだしの試飲です。香りや色、そして味わいを感じてもらいました。参加者の皆様には改めて新鮮な体験であったと思います。
120分の授業でしたが、参加の方は皆、熱心にメモをとり、体験学習では、各々の感想を述べあい充実した時間となりました。今回の授業により、興味、理解がより深まることと思います。
最後に今回、企画・準備から当日の運営とサポートいただきました、三鷹市西多世代交流セン
ター・遠山様に御礼申し上げます。