11月13日富山市の宮野小学校において和食会議主催の出前授業を行いました。
5年生2クラス約60名を対象として、1-2時間目、3-4時間目に分けたそれぞれ90分の授業、和食会議は講師田島事務局長、アシスタント大山弥生さんで臨みました。
この90分の出前授業は、和食会議の事務局メンバーが講師を務め、直接実施するフルバージョンの内容です。
45分×2の二部構成で、第一部は「和食って何だろう」と題し、パワーポイントの資料(スクリーン)を見ながらの座学です。内容は、料理、食事としての和食、日本食を整理し、ユネスコに登録された「和食」とその4つの特徴、そして日本人の伝統的な食文化を支えているものについてわかりやすくお話ししました。
第二部は「だしの体験教室」と題し、各種だし材料(昆布4種、かつお節、削り節、煮干し、椎茸、帆立貝柱、干し海老)を見て、触って、においを嗅いで、一部味わいます。その際、煮干しは子どもたちに解体(頭とはらわたを取る)してもらいます。一部の児童にはかつお節も削ってもらいました。次に昆布+かつお節の吸い物の汁(吸い地)試飲による「うま味」の体験です。これには子どもたちの「おいしい!」という歓声があがりました。最後にみそ汁の飲み比べ(だし無し/にぼしだし)による「だし」の役割の体感です。「だしが入るとだしのないものと全然違っておいしくなるんだ」とほとんどの子どもたちがだしの役割をからだで感じてくれました。
90分を通じて児童は皆元気よく問いかけに答え、積極的に質問し、講師と一体となって授業が進行しました。特に地元富山県の郷土料理についての子どもたちの知識は抜群でした。栄養教諭の堂本先生や、教育委員会の上野さん他先生方のご協力により、時間通りに進行、終了することができました。