江戸時代より三百年以上続く八百善 十代目 栗山 善四郎氏の貴重なお話しの傾聴、文献等資料の閲覧、江戸料理の試食と4時間に及ぶ中身の濃い研究会でした。
2017年4月7日(金) 於:割烹家 八百善
11:00 開会挨拶 江原 絢子「調査・研究部会」部会長
11:05 講演 割烹家 八百善 十代目 栗山 善四郎氏
12:00 江戸料理の試食を兼ねた昼食(江戸料理コース)
途中十代目より料理や器等について解説
15:00 原田 信男顧問よりコメント
15:05 閉会挨拶 大久保 洋子「調査・研究部会」副部会長
江戸文化が成熟した文化・文政期、高級料亭としての基礎を築いた四代目善四郎は、酒井抱一や谷文晁など、多く文化人、文人墨客とも交流があり、江戸はもとより評判は全国に広まったと言います。
「江戸料理茶屋番付表」や「江戸流行料理通」(復刻版)など貴重な資料、文献も手に取って見せていただきました。
料理は、江戸時代から受け継がれてきた味で、それぞれに秘伝の技が活きているようです。遠州織部や皇帝を表す五爪の龍文様皿などの器で堪能いたしました。
講演される十代目
江原部会長挨拶
講演会の様子
参加会員一同、江戸料理の神髄に思いを致し、日本料理の原点を見つめ直す良い機会となり、和食に対する意識を一層高めることができました。
小人数(22名)での研究会で、和気あいあいとした雰囲気の中、会話も弾み、有意義な会となりました。
大久保副部会長
原田顧問