11月17日(木)、さいたま市民会館うらわにて、さいたま市教育研究会学校食育専門部研修大会が開催され、江原副会長が講演を行いました。また、田島常務理事より和食会議の活動紹介を行いました。
【次第】
1 開会のことば
2 部長あいさつ
3 報告(13:30~14:00)
「学校での食育の取り組みについて…土合小学校」
発表者 土合小学校 給食主任 神場 栞 教諭
4 指導・講評(14:00~14:20)
指導者 健康教育課指導主事 佐藤 順子 様
5 講 演 会(14:30~16:00)
演 題 「和食」について~次世代に継承したい和食の魅力~
講 師 一般社団法人 和食文化国民会議
江原絢子副会長(東京家政学院大学名誉教授)
6 謝 辞
7 和食の推進について
講 師 一般社団法人 和食文化国民会議
田島寛常務理事
8 閉会の言葉
江原副会長の講演では、ユネスコに登録された「和食」とは、料理そのものではなく、日本人の伝統的な食文化全体を示すものであるという説明からはじまり、「自然の尊重」という基本的精神に因んでいること、人と自然的・社会的環境の関係性の変化に応じて常に再構築されてきたものであることなど、「和食」の特徴について解説がなされました。
また、和食の保護継承活動について、国、学校給食、地域、家庭、(一社)和食文化国民会議の取り組みをあげ、具体的な例を示しながら活動の様子を伝えた後、子どもたちへの和食文化の継承のためには、①基本的精神「自然の尊重」を伝える、②食に対する楽しい経験の場を多く用意する、③体験を継続して習得することが大切であり、これらを通して和食文化への誇りをもつことが継承への力になると伝えられました。