9月27日(火)、キッコーマンもの知りしょうゆ館にて平成28年度調査・研究部会第1回部会および第1回講演会を開催しました。部会は25名、講演会は41名の方々にご参加頂きました。

1.日時 平成28年9月27日(火)
2.場所 キッコーマン もの知りしょうゆ館 映像ホール
3.内容 
  10:30~11:00 第1回 調査・研究部会
          事業進捗・実績報告、今後の計画について説明及び意見交換
  11:00~12:00 第1回 講演会
          演題:「江戸の食に見る外食の発展」
          講師:大久保 洋子氏(日本家政学会食文化研究部会長、
             元実践女子大学教授、調査・研究部会副部会長)
  12:00~12:30 工場概要説明(ビデオ)と御用蔵見学
  12:45~13:15 講演の質疑応答及び講演で取り上げた鰻の試食を兼ねた昼食
  13:15~13:45 国際食文化センターの見学(希望者のみ)

<講演要旨>
 江戸時代の中心都市としての江戸における食文化の発展には目を見張るものがあります。
一極集中化して人口密度がとても高い環境に付随して貨幣生活を強いられた庶民の暮らしぶりを通して食の世界をのぞき、特に外食の発展に焦点をあててそこから現在に通じる知恵を探ってみます。
 江戸は新興都市であり、西の文化を基盤に成り立ち、土着の人口が少なく地域性が多様であったこと、したがって情報が集まり、それらをもとにより合理性の高いものへと発展した都市と思われます。
 江戸の食と言えば蕎麦・てんぷら・にぎりすし・うなぎのかばやきが代表ですが、その背景には調味料の発展が欠かせません。時代の大きなうねりのなかでそれらの料理が歴史的なものでも味付けは変化しており、現在に生きる我々は極められた味で賞味しているといえます。江戸の屋台でおいしそうに食べている姿が描かれていますが、どんな味であったかは知る由もないのが残念で仕方ありません。
 士農工商という身分制度や自然環境の厳しさを背景にしながら、たくましく生き抜く基本として食の世界は広がったと思います。江戸後期に花開いた食文化は昭和の30年代まで継承されていますので、いかに和食の基盤を築いた時代であり、また、振り返る必要もあるのではないかと思っております。

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           会場                            江原部会長 

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         的場副部会長                         大久保副部会長

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                           会場の様子

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          御用蔵見学                         昼食の様子