ふじのくに「食の都の祭典」開催報告(2月20日)

 静岡県・ふじのくに食の都の祭典実行委員会の主催で、平成28年2月20日(土)~21日(日)静岡市のツインメッセ静岡に於いてふじのくに「食の都の祭典」が開催されました。

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 北館大展示場では和の食文化の展示が大々的になされ、入口正面展示ではユネスコに登録された「和食」の展示、その横には高校生による和食給食コンテスト優秀作品の展示が行われました。
 その他だし材料、お茶、在来作物、伝統食、行事食等和食関連が取り上げられ、体験型ブースではお茶のテイスティングや手揉茶実演・体験、鰹節削り体験、即席みそ汁「みそまる」体験等が行われました。

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 隣接の第3小展示場では、「次世代に伝える和の食文化」と題して食育シンポジウムが開催されました。静岡県健康福祉部医療健康局長の北詰秀樹氏による主催者挨拶で始まり、熊倉会長が基調講演を行いました。
基調講演の主旨は次のようなものでした。
①「和食」のユネスコ無形文化遺産登録に至る経緯 
②海外での大きな反響に対して国内の危機的状況(例:20代の18.4%が1ヶ月に一度もご飯を食べない)
③ユネスコに登録された「和食」を理解してもらうためにブックレットを発行。また、「だしで味わう和食の日」等和食会議の活動紹介

 その後のパネルディスカッションでは、「賛否両論」店主の笠原将弘氏、静岡市清水高部東小学校学校栄養職員の髙田茂子氏、静岡県東部子育て情報サイト&ママコミュニティ「ママとね♡」共同代表の中島あきこ氏を迎え、学校と家庭との連携が重要であること、米飯給食、和食給食が定着に向けて進んでいること等、和食給食を中心に活発な議論がなされました。

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