平成27年9月28日（月）11:00、学校法人服部学園（東京都渋谷区）の別館2/3階教室にて、全国「和食」連絡会議の第一回会議が開催されました。
以下内容を掲載します。
◇熊倉功夫会長の冒頭挨拶要旨
・すでに調査・研究部会、普及・啓発部会、技・知恵部会の3部会が発足して活動を行っているが、この全国「和食」連絡会議も、8月に服部学園の服部幸應氏に議長就任をお願いして、314社・名の全会員に対して構成員の募集から行い、本日第一回目の会議が開かれたことは全ての部会組織が動き出したことになり、誠に意義深い。
・この会議の位置づけは、まだまだ少ない一社）和食文化国民会議の会員だけではなく、法人外部、会員以外の方々の和食文化に関する活動を、双方向型の情報交換をベースにして広く関わりを持ち、相互に情報交換をしながら繋がることである。
◇服部幸應議長挨拶
・和食会議の会員以外の方にも、フェイスブックなどを使って広げていくので、ツールに精通した方々を役員に選出したく皆さんに諮りたい。
・2013年12月4日にアゼルバイジャンで無形文化遺産に登録されたが、喜んでばかりもいられない。日本人が和食から離れている。1965-1980年が一番バランスが良かった。
・多くの人に正しく和食を広めていきたいので皆さんの協力を宜しくお願いしたい。
◇事務局より定数確認
・前原誠一郎担当事務局より、絞め切り日（9月18日）現在の構成員登録数は79。本日の出席者34、欠席45うち委任状45で、本会は成立を宣言。
服部議長の進行で下記の重要協議事項1が諮られました。
◇重要協議事項1：役員の選出
・副議長
山本真砂美（（株）紀文執行役員）
民輪めぐみ（料理王国編集長）
・幹事
上野正人（（株）読売エージェンシー部長）
新保 正（Smile Link Partners Inc.代表）
平出淑恵（（株）コーポ幸代表取締役）
堀口育代（クックパッド（株）執行役）
溝上 宏（（株）NKB取締役）
以上の役員が服部議長から紹介され 満場一致で承認されました。
その後、各役員から一言ずつ挨拶があり会場からは大きな拍手で激励されました。
以下、山本真砂美副議長が議事を進行されました。
◇重要協議事項2：事業計画
（1）フェイスブックを使った会員以外で和食文化の保護継承活動を行っている全国の多くの方々と双方向の情報交換をしていく。
（2）本年平成27年12月4日のユネスコ無形文化遺産登録日に、（1）のフェイスブックでつながった外部の団体、個人との交流を目的としたイベントを実施する。
・双方向で参加型、体験型のコンテンツにしていく予定
・会場提供のご協力、情報提供をお願いしたい。
（1）、（2）ともに、役員でさらに具体化していくが、是非会員からの意見を求めたい。
以上に関して満場一致で承認され、本会議の目的である重要協議事項2件に関して終了しました。
その後、服部議長が選んだ昼食のお弁当（築地「八竹（ハチク）」さんの茶巾ずし）が配布され、30分の休憩に入り、名刺交換や会員の情報交換の時間を取り、12:00から服部議長の講演がありました。
◇服部幸應議長の講演内容
・食育の大切さ・・・幼児期からのいい意味での「刷り込み」が大切
・英国での例の紹介・・・サッチャー首相は、深刻化していた「英国病」の克服のため、「みんなで食事をしよう」と提唱し、ニートが1/20に減少した。
・オキシトシンと児童虐待の関係について・・・児童虐待は10年前から12倍になっている。オキシトシンの分泌と関係しているのではないか？
以上、50分にわたって、大変興味深い内容を、驚異的な記憶力による具体的な数字を交えて、わかりやすくお話し頂きました。
アンケート結果を見ましても、ほぼすべての方が、「わかりやすかった。」との反応で、「興味深かった。」「胸を打たれた」とのコメントを頂きました。
◇事務局より一社）和食文化国民会議の今後の予定についての連絡
・11月5日
赤坂三会堂ビルにて３部会１会議の合同部会を予定
・11月14日
御茶ノ水女子大にて茗渓会主催の熊倉会長の講演
・11月24日
「和食の日」企画として、技・知恵部会が中心となって全国の小学へ「だしで味わう和食の日」企画（詳細はHPに掲載）を実施依頼中
普及・啓発部会中心に全国のスーパーマーケットへ、和食の日販売促進を依頼中
各役員総出で各地の小学校へ給食の時間に訪問や講演を予定
・12月1日
渋谷のシダックス様にて第３回普及・啓発部会、第2回技・知恵部会を合同開催
・12月10日
東京ビッグサイトにて日本経済新聞社主催のエコプロダクツ展に普及・啓発部会中心に出展
・平成28年2月20日
第2回 調査・研究部会主催講演会
以上 前原誠一郎事務局長より連絡があり、13：00に終了解散しました。