愛知大学綜合郷土研究所 シンポジウム「『和食』の魅力・食と文化財」

※当イベントは終了しました

東海地方の海里山の食文化研究会からのお知らせです。

2012年度から愛知大学綜合郷土研究所「東海地方の海里山の食文化研究会」ではじめたシンポジウムも4回目となりました。今回は2013 年12日4日に無形文化遺産登録が決まった「和食;日本人の伝統的な食文化」の登録記念シンポジウムとして開催します。

「和食」といわれても日本人にはあたり2013年「和食:日本の伝統的食文化」が世界無形文化遺産への登録が決まった。日本の伝統的食文化は多様な風土や生活様式と深く関わり、時代ごとに多様な文化を受け入れ多様に展開した。京都など中央の上層文化では、和食はご飯と出汁のきいた汁物を基本にするという。他方、山にかこまれた高地の長野県ではソバなどの粉食やイモ食に、琵琶湖を囲む滋賀県ではフナなどの湖魚の加工に特色があり、さらに漬物が特色だという。四季に恵まれた日本では、和食は年中行事をいろどり、日々の生活を支えてきた。

その和食が高度成長以後、食の文明化などで伝統的生活が変化し急速に損なわれてきた。日本で最初に食の保護継承に取り組んだ長野県では、昭和58年に5件の「味の文化財」を無形民俗文化財として選択し記録作成をした。滋賀県では、平成6~9年に63カ所で伝統的食文化を調査し、平成10年に5件を無形民俗文化財として選択し、記録作成や家庭課教員への伝統食調理講習会などを開催してきた。
 
シンポでは世界無形文化遺産登録を記念して、魅力ある和食の枠組みや文化財としてどう保護継承するのかを議論し今後につなげたい。

2014年5月17日(土) 13時00分~16時40分
愛知大学車道キャンパス コンベンションホール
(名古屋市東区筒井二丁目10-31)予約不要・入場無料

◎基調講演
「 和食の魅力と世界無形文化遺産」…………熊倉功夫(静岡文化芸術大学学長)
「和食」文化の保護・継承 国民会議会長
◎基調報告
「 長野県の和食の魅力と文化財」………… 福島正樹(長野県立歴史館総合情報課長)
「滋賀県の和食の魅力と文化財」………… 長谷川嘉和(滋賀県文化財保護審議会委員)
◎討論 …………………司会 印南敏秀(東海地方の海里山の食文化研究会)

連絡先 愛知大学綜合郷土研究所 
E-mail kyodoken@ml.aichi-u.ac.jp
TEL 0532-47-4160

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