3月7日、東京家政学院大学千代田町キャンパスにて農林水産省主催「日本全国 郷土食シンポジウム」が開催されました。
このシンポジウムは、「和食」ユネスコ登録を機に、食関係者や一般消費者の方など「郷土食」をテーマに日本食・食文化の理解向上と普及を促す目的で開催されたもので、「和食会議」も正式協力を行い、開催したものです。
「郷土食・郷土料理」をテーマにした全国的シンポジウムは初開催ということもあって、メディアの皆様も多数取材にみえられ、沢山の来場者で賑わいを見せていました。
シンポジウムは、東京家政学院大学の名誉教授であり、「和食会議」副会長でもある江原 絢子氏の基調講演からはじまり、3つの分科会に分かれた事例発表会とパネルディスカッション、そして昼食の時間には全国9ブロックから集まった郷土料理が参加者にふるまわれ、大変賑やかで楽しい雰囲気でした。
3つの分科会のテーマは、郷土食の普及について、
「1.家庭・地域コミュニティの現場から」
「2.学校教育(食育・給食)の現場から」
「3.地産地消・地域活性化の現場から」
考えるというもの。
各分科会の発表では、全国食生活改善推進協議会さまや十勝郷土料理研究会さま、千葉伝統郷土料理研究会の皆さまなど、「和食会議」会員の皆さまも大活躍されました!
「郷土食」のご専門家が全国から集結したとあって勉強熱心な栄養士の皆様や郷土料理保存に携わっていらっしゃる皆さま、食育講師の皆様や自治体の皆様、一般生活者の皆さまなどさまざまな立場の方が熱心に聴講をされ、大変熱気に包まれた会場となっていました。
これからも、「和食」文化を伝えていく上で、「郷土食」「郷土料理」は最重要テーマのひとつとして、「和食会議」としても注目して取組んでいきたいと思います。
まず、「日本全国 郷土食シンポジウム」の初開催を機に、「和食会議」では、「全国郷土食のひろば」を公式HP上に開設し、全国の郷土食応援団を結成、郷土食に関する文化に特化した活動・研究等の情報を発信していく予定です。
当日の詳細は、以下レポートにてご確認ください。
日本全国郷土食シンポジウムご報告(PDF 1,661KB)