6月1日(月)に国際医療福祉大学(成田キャンパス)にて、学生37名に『世界の中の和文化 ユネスコ無形文化遺産「和食」を知る』とのタイトルで出前授業を実施いたしました。講師は和食会議事務局の稲田事務局長が務めました。
90分の授業は「和食」とは何かをテーマにすすめました。近年世界的に高まる和食への関心について訪日外国人に対する調査では、盛り付けの美しさ、食器を持って食べる習慣、箸文化や食事マナーなど、日本独自の食文化そのものが高く評価されていることを紹介しました。次に、ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」を①食材の多様性、②健康性、③自然と季節の表現、④年中行事との関わり、の4つの特徴と、それを支える「だし」「発酵調味料」「米」「水」などについて説明し、その他一汁三菜の考え方、五節供と行事食との関係について解説し、「和食」を取り巻く環境と課題をSDGsと絡めて、他に子どもに対する食育の意義などについても話しました。
最後に和食の要である「だし」の体験学習として、日本の軟水がだし文化に欠かせないものであることを紹介したあと、昆布とかつお節の合わせだしを試飲していただき、その「うま味」を色、香り、味の観点から体感してもらいました。
以下、授業後の学生のレポートの紹介です。(抜粋)実際に自身の立場に立って考えた貴重な意見です。是非、お読み下さい。
●最後に実際に出汁の試飲をさせていただいた。飲む前に色と香りを確認すると、薄い透き通った茶色っぽい色と優しい心がほっこりするような香りがした。塩分濃度が低いのにも関わらず、想像以上にしっかりとうまみが感じられ満足度が高く、おいしかった。休日の時間がある時に自分でも出汁を引いてみたいと思った。(薬学科1年)
●食事をするときは、色を見る、香りを感じる、味わうなど、五感を使うことが大切だと感じた。和食は見た目の美しさや季節感も大切にしており、食事を通して季節や自然を感じられる文化だと認識できた。(看護学科1年)
●和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたからには、人が伝えていくことが重要である。授業は歴史と文化を大切にするという日本人としての心をあらためて見つめなおす良い機会になった。(放射線・情報科学科1年)
●食前と食後のあいさつや食器を持って食べることも私たちが当たり前にやっていることも日本の文化としてあることをあまり意識して来なかった。本日の授業を受けて、和食は文化として誇るべきことだと理解できた。(薬学科1年)



