12月7日(日)、東京都教育庁様が実施している「東京グローバルフレンドシッププログラム」において、海外からの高校生の留学生42名(及び引率者9名)を対象に、英語による「和食とマナー」に関する講演会を行いました。場所は池袋ホテルメトロポリタンにて、和食会議会員 食空間コーディネーター資格認定講師・食卓文化研究家 長尾典子氏が講師となり、実施いたしました。
対象となる留学生は東京都教育庁が招致した、インドネシア、オーストラリア、カナダ、トルコ、フランスの5ヵ国の高校生です。日本での1週間の滞在期間中に、都立高校生と様々な活動を通じ交流を行います。訪日初日のオリエンテーションの中で、和食文化を学ぶ講演会を実施いたしました。
構成は次の通りです。
1)ユネスコ無形文化遺産「和食」の特徴と多様性
2)一汁三菜および配膳の方法
3)「いただきます」「ごちそうさま」の意味
4)箸の使い方
5)和食の食べ方
講義の中で参加者に一膳ずつ竹箸が配られ、「箸の持ち方」を体験していただきました。多くの方が初めての体験で最初は戸惑いながらも、全員が日本の箸の持ち方をマスターしたようでした。また、「器を手で持って食べる」和食のマナーを知り、参加者は驚きの表情を見せていました。
今回の講義・体験を通じ、参加者の皆様が和食のマナーを知り、より充実した滞在となることを心から願っております。また、こうした留学生を通じた活動が、「和食」の海外向けの普及・啓発につながれば幸いです。
最後に、本講演会のご協力にお声がけをいただき、当日の準備・運営に尽力された東京都教育庁の中村様を始めとする、関係者の皆様に感謝申し上げます。





