函館市からの報告です。
「真昆布」の産地函館で,だしや食材として和食に欠かせない昆布を題材に,市内の小学生を対象とした出前講座を実施しました。
実施校は,今年度函館市の食育モデル校に指定した市立神山小学校。
5年生2学期の家庭科授業における,ご飯と味噌汁の調理実習に合わせ,事前学習として取り組みました。
3回シリーズの講座では,昆布だしや味噌湯を飲み,味覚体験を行ったほか,昆布漁,加工業など地域産業についても理解を深め,子どもたちは,昆布の奥深さに興味津々の様子でした。
函館市では今年度,地場産食材を活用した和食を通じて,食育の機会を拡げるため,月1回全小中学校で「和食の日」を実施中。子どもたちには,昆布を通じて,和食に親しみを感じてもらえるよう願っています。
函館市立神山小学校「昆布出前講座」
講 師:函館昆布同業会 田渕亜樹
対 象:5年生(55名)
実施日:①平成26年6月19日(木)
・昆布だしと味噌湯の味覚体験
②平成26年7月15日(火)
「函館の昆布漁業について知ろう!」
・昆布の歴史や種類について
・昆布漁について
③平成26年9月26日(金)
「昆布が私たちの食卓にあがるまで」
・昆布の加工(「おぼろ昆布」と「とろろ昆布」)について
・おぼろ昆布職人によるデモンストレーション,削り体験