令和6年10月22日(火)・29日(火)・30日(水)、千葉県千葉市立3小学校のアフタースクールにて小学全学年(若松台小20名・生浜小40名・千草台東小30名)を対象に出前授業を実施しました。各校とも1~2年生が中心であり、試飲・試食などの体験を中心とした授業を行いました。放課後の1コマ(約45分)を使い、事務局の神尾が講師を担当しました。
授業は、前半は「和食って何だろう?」という問いかけから始め、「和食」の食べ方、世界共通語である「うま味」について、クイズ形式で子どもたちに答えてもらいました。後半は、「うま味」の素となる「だし」についての体験が主な内容です。まず、子どもたちは色々な種類の「だしの素材」の説明を聞いた後、本物のこんぶとかつおぶしを見て・触って・香りを感じました。
続いて「うま味」の試食体験です。一口サイズのこんぶが配られ、皆で舐めてみます。「おいしい」「しょっぱい」「うまい」などの声が上がりました。「唾液が出て口の中に残ったものがうま味」と説明すると、子どもたちは納得した様子でした。次に、かつおぶしです。削りぶしの香りを感じ、口に入れてみると、「すごくいい香り!」「このままでおいしい」との感想が多数出ました。
最後に、こんぶとかつおぶしの合わせだしを試飲し、香りや色、味わいを感じてもらいました。「一番だしの引き方」の動画も視聴し、自分が今飲んだ「だし」がどのように作られるのか実感を持って知ることができました。
子どもたちは、こんぶやかつおぶしの現物に触れ、いきいきと新鮮な面持ちでした。後半のだしの試飲後には「おいしい」「もっと飲みたい」「おかわりしたい」等の声が多数聞かれ、皆「だしのうま味」のおいしさに気付き、満足した様子でした。
意外だったのは、家でかつおぶしを削ったことのある子どもたちが各校とも数名ずついたことです。この地域は3世代住居が多く、祖父・祖母から教わったのでしょう。
皆、元気いっぱいで楽しく、充実した授業となりました。これを機に「和食」に更に興味・関心を持ち、子どもの頃から「だしのうま味」のおいしさをしっかりと認識してもらえれば幸いです。
最後に、今回の出前授業を準備から当日運営までご協力いただきました、株式会社トライグループの近藤先生をはじめチーフ・職員の皆様に、厚く御礼を申し上げます。