三鷹市教育委員会および栄養職員 出前授業 実施報告

 令和6年10月18日(金)、東京都三鷹市教育委員会からの依頼により、三鷹市教育センターにて小・中学校の栄養職員24名を対象に、出前授業を実施しました。事務局の神尾が講師となり、大山が「だし」の試飲を担当しました。
 授業は60分1コマで行われました。翌月の「だしで味わう和食の日」企画の実施にあたり、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」の基本知識を中心にお話しました。「和食は人気か?」「和食の定義とは?」という問いかけから始め、「和食」4つの特徴、「和食」を支える大切なものとして「だし」「うま味」「水」などを中心とした説明を行いました。
 続いて、こんぶとかつおぶしの「合わせだし」の試飲です。香りや色、味わいを感じ、「おいしい」「ほっとする」といった声が上がりました。また、「一番だしの引き方」の動画を上映し、今飲んだ「だし」がどのように作られるのかを実感していただきました。
 最後に「だし」の食嗜好教育の大切さについて、「だしのうま味」を「大人になってから戻って来られる味」にしたいという和食会議の想いと、「だしで味わう和食の日」企画を通じ、子どもたちに「和食」を伝え続けてきた意義をお話しました。
 栄養職員の皆様からも、「だし」の食嗜好教育については大いに共感していただきました。また、「だしで味わう和食の日」企画の取組事例の共有についてご要望もいただき、今後対応を検討してまいります。
これを機に、ご担当の各校において先生方の創意工夫のもと、「だしのうま味」のおいしさと「和食の良さ」を、今後も子どもたちに継続的にお伝えしていただければ幸いです。
 最後に、今回の出前授業を企画から準備までご協力いただきました、三鷹市教育委員会の関係者の皆様に御礼を申し上げます。