東京都小平市立小平第十小学校 出前授業 実施報告

 令和7年11月13日(木)、東京都小平市立小平第十小学校にて、5年生4クラス119名を対象に、出前授業を実施しました。2・3・4校時にかけて授業が行われ、和食会議事務局の神尾が講師となり、森田がだしの試飲を担当しました。
 40分の授業は、前半は「和食って何だろう?」という問いかけから始まり、子どもたちはユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」の特徴を学びました。後半は、「和食」の味わいの要となる「だし」の素材(こんぶ・かつおぶし)や削りたてのかつおぶしを実際に見て・触って・香りを感じる体験をしました。
 次に「だしのうま味」について説明した後、こんぶとかつおぶしの合わせだしを試飲して、香りや色、味わいを感じてもらいました。「一番だしの引き方」の動画も確認し、自分が今飲んだ「だし」がどのように作られるのかを具体的に知ることができました。また、かつおぶしの削り体験も行いました。時間の都合上、代表者2~3名のみとなりましたが、自分が削ったかつおぶしの香りのよさに驚き、深く印象に残る体験になったようです。
 子どもたちは、こんぶやかつおぶしの現物に触れ、「いいにおい」「魚くさい」など様々な感想があり、いきいきと新鮮な面持ちでした。後半のこんぶとかつおぶしの合わせだしの試飲では、香りを嗅ぎ、色を見た段階から、「おいしそう」という声が挙がり、その後、じっくりと「だしのうま味」を味わいました。試飲後には、「もっと飲みたい」「おかわりしたい」等の声が多数聞かれ、皆「だし」のおいしさに気付き、満足した様子でした。
 元気で意識の高い5年生でとても楽しく、充実した授業となりました。これを機に更なる興味・関心を持ち、「和食のよさ」を自ら家族や友だちにも伝えていただければ、とても幸いです。
 最後に、今回の出前授業を企画から準備までご協力いただきました山越先生をはじめ、小平第十小学校教職員の皆様に御礼を申し上げます。