2024年10月15日（火）に札幌市立豊園小学校の５年生64名に料理人出前授業を行いました。
講師は、日本料理秋水の田安透氏です。
以下、田安氏の実施報告書です。
授業内容：
10：40～12:20 途中休憩を挟み、家庭科室で実施しました。用意されているスライドをもとに、和食文化について説明しました。
その後、スライドに沿って、出汁をひくところを見せて、昆布だしのみの試食、鰹節を加えてからの出汁の試食を実施しました。
水と醤油だけの味付け、出汁と醤油の味付けのほうれん草のお浸しを用意したので、その２つを試食してもらい、味の違いを実感してもらいました。
最後に和食文化を伝えていってほしい旨、スライドのまとめの部分を説明しました。
児童からの質疑応答、そして、授業の感想を聞いて終了しました。
授業後感想：
授業中の児童たちの受け答えがよく、反応もよかったので興味を持って聞いてくれていたと感じました。
質疑応答では、使う食材によって出汁の味が違うのか、料理によって出汁を使い分けるのか、など積極的な質問が多かったです。
和食がユネスコに登録されていたこと、伝承が危ぶまれていることなどもこの授業で初めて知ったという感想もありました。
これから自分で食事をいただくとき、それが日本食の中のどの種類にあるのか、や、出汁について意識していこうと思うとの感想もあり、まだまだこれからの日本を生きる子供たちに、和食の素晴らしさを伝えていくべきだと実感しました。
まだこの活動は知られていないので、もっと周知し、これからも講師として尽力していきたいと思います。
私自身としても貴重な機会をありがとうございました。
