7月22日(月)、小山市食生活改善推進員会 (小山市役所会議室)にて、会員約60名を対象に「一汁三菜日々の配膳とマナーを知ろう!~健康で輝く暮らしを~」をテーマに、和食会議会員 食空間コーディネーター資格認定講師・食卓文化研究家 長尾典子様が講師となり、出前授業を行いました。
今回の授業に参加した会員の皆様は、小山市において「生活習慣病予防のための望ましい食生活を市民に広める」ことを目的に活動されるボランティアの方々です。
90分授業の構成は次の通りです。
1)食と食空間から健やかな暮らしを
2)一汁三菜の歴史を紐解く
3)さまざまな食材と発酵食品
4)箸と器がつくる和食文化
5)適切な箸の長さとは
6)配膳とその意味
7)覚えておきたい食べ方のマナー
8)日々の食事は、一汁一菜や一汁二菜で充分
9)食卓を簡単に整えて、食事をもっとおいしく
10)しあわせは、おいしさが運ぶ(セロトニン)
以上、テーマである「一汁三菜」「配膳とマナー」に留まることなく多岐に亘り、和食文化全体に及ぶ内容でした。また、講話だけでなく実技として一人一人が折り紙を使って箸置きを作りました。
講話を通しておいしさと健康の大切な要素は、料理や栄養バランスだけでなく、「食空間の在り方・食べ方」であることをお伝えしました。食卓を彩る食器や折敷などの選び方・組み合わせ方、料理の盛り付け方など「食空間を楽しむ」ことで、「食卓から暮らしを輝かせよう」というメッセージでした。
会員の皆さんも大変興味を持って傾聴し、活発な質疑応答が行われました。
最後に準備から当日の運営にご協力いただきました、小山市食生活改善推進員会の皆様に御礼申し上げます。