3月23日、茨城県阿見町教育委員会が中央公民館で主催した「あみ子ども大学」で小学4・5年生を対象に出前授業を行いました。講師は、事務局の横田が担当しました。
90分の授業は、前半は「和食」を取巻く現状を海外からの視点と国内の食生活の変化を共有した後、和食って何だろうという問いかけから、ユネスコに登録された「和食」の特徴を学びました。休憩をはさんで、「和食」の味わいの要となる「だし」のうま味について説明した後、「昆布」と「鰹の削り節」から引いただしを各々試飲しました。
その後「昆布だし」・「鰹だし」を混ぜた合わせだし試飲し「うま味」を確認しました。試飲の際は、香りを嗅ぎ、色を見た段階で「昆布だし」と「鰹だし」の違いが分かった様子でした。また、「だし」を単体で飲む経験が少ない子どもたちには、「だし」の味わいが少し薄く感じている様子も伺えました。
授業の後半では、「和食とSDGsの関係性」について学びました。「地産地消」から、地域産業の活性化、二酸化炭素排出抑制から地球温暖化抑制の一助になること、販売期間延び、食品廃棄抑制にも繋がることを学びました。
とても元気が良く積極的な子どもたちが参加した今回の出前授業は楽しく、あっという間に90分が過ぎました。今回の授業で学んだ自然への敬い、感謝の気持ち、栄養バランスの大切さ、環境へ配慮等を忘れずにしてくれたらと思います。そして大人になった時、今度は自分が日本の食文化の大切さ、「和食」の価値・魅力を多くに人に伝えてる側になっていただければ幸いに存じます。
最後に今回、出前授業の準備から当日の運営とご協力いただきました、阿見町教育員会生涯学習課の皆様に御礼申し上げます。