2023年６月５・６日の２日間にわたり、千葉経済大学短期大学部こども学科１年生４クラスにおいて、「一汁三菜 日々の配膳とマナーを知ろう！」をテーマに、和食会議会員 食空間コーディネーター資格認定講師・食卓文化研究家 長尾典子様が講師となり出前授業を行いました。
保育士を志望している学生が多く実践的な幼児教育に繋がる内容として、「食卓」をどのような場所・機会として考えるのかという問いからはじまり、ユネスコ無形文化遺産登録された「和食」の特徴、次に「和食」の基本型である「一汁三菜」の歴史、配膳、食べ方、食べる順番、適切な箸の長さと、器と箸の扱い方を確認しました。
授業の後半は、「いっしょに作ろう！身近な材料で食卓」と題して、折り紙とはさみをつかって、こどもと一緒に楽しめる工作実習で箸置きや箸袋を作りました。
講師の長尾様からは、授業の中では一貫して、まず自分で体験してみること、そして子どもには本物を触れさせること。同時に理想を追求しすぎず、こどもたちとのつながりを大切に長い目で取り組むことが伝えられました。楽しく学んでいける環境作りには食卓が重要な場であると説明されていました。
前向きな学生が多く、未来の保育士としての活躍が大いに期待される大変有意義な授業となりました。最後に準備から当日の運営とご協力いただきました石田春代先生に御礼申し上げます。
