2022年10月22日杉並区立和田中学校の総合学習「よのなか科」講演会で調査・研究部会幹事 東京聖栄大学准教授福留奈美様が「日本の伝統的な食文化-その特徴と未来に向けて-」と題して講演を行いました。
和田中学校(村山忠久校長)では、全校で取り組む総合的な学習「よのなか科」を行っています。一昨年からSDGsをテーマとして学習しており、本年度は“食”をテーマとして今回の講演会を開きました。和田中学校には地域ボランティアの方々が学校の諸活動を支援する地域本部(宇都宮知子本部長)があり、今回の講演会の企画、開催も支援しています。
講演会には全校生徒約200名、保護者及び地域本部等とあわせて約250名が参加しました。担当の主幹教諭松下剛様の司会で開会され、村山校長より講師の紹介がありました。
先ず、新渡戸文化短期大学食物栄養学科長・教授 医学博士豊島裕子様より、栄養士や調理師など食にかかわる仕事について、および東北大学大学院農学研究科の研究に基づく1975年型日本食の優れた点についてのお話がありました。
続いて福留様が、ユネスコに無形文化遺産として登録された「和食」について、和食会議のプチ和食講座“ユネスコに登録された「和食」とは?”の4編の動画を投影し、その間に簡明な説明を加えながら講演を行いました。生徒の皆さんはメモを取りながら熱心に聴講し、質問コーナーでは、一汁三菜について、日本型食事の意味、うま味の海外への普及など積極的な質問がありました。生徒代表より感謝の言葉があり約1時間半の講演会を終えました。