1月28日(木)、新宿区立区民ホールにて、都内の給食施設に勤務する栄養士、調理師等を対象とした東京都福祉保健局保健政策部健康推進課主催の平成27年度特定給食施設事例報告会が行われ、千葉県立保健医療大学教授で和食会議調査・研究部会の渡邊智子幹事が参加者193名に対して「伝えていきたい健康な食事と和食の文化」と題して基調講演を行いました。
ユネスコの人類の無形文化遺産に登録された和食が、「和食」を料理そのものではなく、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」と位置付けられていることや、和食文化の4つの特徴が「多様で新鮮な食材と素材の味わいを活用」「バランスがよく、健康的な食生活」「自然の美しさの表現」「年中行事との関わり」であることなどを説明しながら、配膳や健康な食事について話し、和食とはなんであるかを伝えました。
最後に、昨年11月24日「和食の日」の、全国の小学校等で実施された「だしで味わう和食の日」について触れ、本年以降の継続的な協力をお願いしました。