3月6日、杉並区立中学校で3年生3クラスを対象に出前授業を行いました。講師は、事務局の稲田・横田が担当しました。50分の授業は、前半は「和食」を取巻く環境を海外からの視点と国内の食生活の変化を共有した後、和食って何だろうという問いかけから、ユネスコに登録された「和食」の特徴を学びました。後半は、「和食」の味わいの要となる「だし」のうま味について説明した後、昆布と鰹節合わせだしを試飲しました。試飲の際は、香りを嗅ぎ、色を見た段階から、「美味しそう」という声が挙がりました。その後、じっくりとだしのうま味、そして昆布のうま味と鰹節のうま味の相乗効果を実感。皆、だしの美味しさに満足した様子でした。
生徒たちが慣れ親しんだ学校給食はあと数日で終わりとなります。義務教育を卒業し4月からは、学校生活の中でもお弁当や学食、また外食をする機会も増えてくると思いますが、学校給食や授業で学んだ自然への敬い、感謝の気持ち、栄養バランスの大切さを忘れずにしてくれたらと思います。そして大人になった時、今度は自分が日本の食文化の大切さ、「和食」の価値・魅力を多くに人に伝えてる側になっていただければ幸いに存じます。
最後に準備から当日の運営とご協力いただきました食育担当の芥屋先生に感謝申し上げます。