5月23日、福岡県福岡市中央区にある福岡雙葉中学校で中学1年生33名を対象に出前授業を行いました。
同校の総合学習カリキュラムで今年の1年生は「誰かのためにお弁当を作ろう」に取組みます。その一環として和食会議や食品企業の出前授業を受け、自身の研究、お弁当作りに反映させます。
企画を担当する太田先生、安部先生、ボスカリーノ先生にお手伝いいただき、和食会議事務局の武田が講師を務めました。
2校時を使った授業で中学生対象でしたので、前半は本年でユネスコ無形文化遺産登録10周年となる「和食;日本人の伝統的な食文化」の特徴や、それを支える食材や米、発酵調味料等の話を中心に、簡単な和食とお弁当の歴史、「和食」とSDGs、郷土料理等にも触れました。後半は、昆布だけでとっただしを少し味わってもらい、その後で昆布と鰹節の合わせだしを飲み、煮干しを解体して食べてみた後で煮干しだしの味噌汁を飲んで、それらの香りや色、味わいを感じてもらいました。
皆、パッドや感想シートにノートを取りながら熱心に聞いていただきました。「和食」における感謝の気持ち、自然を大事にする心を届けられたかと思います。