第10回「和食と健康」シンポジウム開催報告

 2023年2月20日(月)に会場参加とZoomにて「和食と健康」シンポジウムを開催しました。
 今回のテーマは、『「お米」の魅力再発見 「お米」の恵みで健康に「賢い」食を考える』でした。
 当日は、会場に約50名、Zoomに約220名の会員及び一般の方に参加いただきました。
 初めに、大坪研一新潟薬科大学応用生命科学部特任教授から、「日本人の食生活と米~米を巡る最近の社会・研究動向~」と題して講演がありました。米を巡る最近の社会情勢と技術開発例を紹介し、主食である米が日本の食文化形成に貢献し、様々な米加工品が食生活に役立っていることを、研究例も含めて解説いただきました。
 次に、門脇基二新潟工科大学副学長より、「お米の新しい機能~タンパク質に潜む健康機能性~」と題して講演がありました。世界的に植物性タンパク質に大きな注目が集まる中、白米タンパク質や米糠タンパク質の中に健康機能性、脂質代謝・糖尿病・腎疾患・骨代謝などへの改善機能が潜んでいることを紹介いただきました。

 講演後、コーデネーターとして和食会議調査・研究部会副部会長の的場輝佳氏に入っていただき、大坪先生、門脇先生によるパネルディスカッションを行いました。
 パネルディスカッションでは、参加者からの質問も取り上げ、講演内容をより分かりやすく、掘り下げました。

シンポジウムに参加できなった方は、下記URLから、講演の様子をご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=eouPgO0wlCw
また、講演資料は、和食会議の下記ページにアップしています。
https://washokujapan.jp/symposium_list/info-20230222/
参考になさってください。