世田谷いちい保育園北ウイング 出前授業 実施報告

 2025年10月3日、社会福祉法人世田谷いちい保育園北ウイング 2クラス48名(4歳児・5歳児)に対して、「一汁三菜 日々の配膳とマナーを知ろう!」をテーマに、和食会議会員 食空間コーディネーター資格認定講師・食卓文化研究家 長尾典子様が講師となり、出前授業を行いました。
 最初に、和食ってなぁに? から始まり、日本ならではの米・野菜・魚など多様な食材について伝えました。そして紙芝居を使い、「和食」には様々な人たちが関わっていること、「いただきます」「ごちそうさま」は、食べ物やそれを作ってくれた人たちへの感謝の気持ちを表すことばであることをお話しました。
 次に、「和食」の配膳について説明しました。子どもたちは、給食の食器を使い、ご飯茶碗、汁椀、皿、お箸を正しく並べ、体験を通じ楽しく、配膳の知識を学びました。そして、一人一人が折り紙を使って箸置きを作りました。少し難しかったようですが、先生方と一緒に完成させ、また箸置きの使い方を知ることができました。その様子はとても満足気で、いきいきと嬉しそうでした。
 最後に、「たのしく、おいしく、たべよう」をメッセージとして伝えました。そして「いただきます」の時に大切な良い姿勢で、皆揃ってご挨拶し出前授業は終了いたしました。
 「和食離れ」と言われている昨今、体験を通じて、子どもたちが幼児期から和食文化のマナーに触れるよいきっかけになったと感じます。先生方も含め、この日学んだことが多くの人たちに伝わっていくことを願います。
 最後に準備から当日の運営にご協力いただきました、世田谷いちい保育園北ウイングの渡辺園長を始め、先生方に御礼申し上げます。