第11回:「お味噌」の魅力再発見 「お味噌」の恵みで健康に「賢い」食を考える(2023.6月 会場・オンライン)

(登壇者の所属、役職は講演時のものです。)

「身にしみる味噌中のペプチド」

佐藤 健司

京都大学 農学研究科 応用生物化学専攻 海洋生物機能学分野 教授

味噌中に経口摂取後体内に移行する修飾ペプチド・アミノ酸を見出しました。ピログルタミルペプチド、環状ジペプチド、異性化ペプチド等が体内に吸収され、抗炎症、腸内細菌叢の改善、アンギオテンシン変換酵素阻害活性等をしめすことを見出しました。これらのペプチドの機能について紹介します。

「味噌汁・スープの飲用と肥満リスクとの関連について」

黒田 素央

味の素株式会社 食品事業部 食品研究所 理事

これまで、欧米ではスープを多く飲用する人ほど、BMIなどの肥満指標が低いことが知られていました。演者らは、日本においても味噌汁などの汁物を多く飲む人ほど、各種の肥満指標が低いことを見出しました。講演では、味噌汁など汁物の飲用と血圧の関連についての研究事例についても紹介します。

以下の資料をダウンロードできます。

佐藤 健司先生 講演資料(PDF)

黒田 素央先生 講演資料(PDF)

講演会チラシ(PDF)