第1回:「食」と今話題の腸内細菌研究の新展開(2018.2月 東京)

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私たちの腸に共生する腸内細菌は、 和食等の食事との相互作用により、様々な形で私たちの健康状態にかかわっていることがわかってきました。
「食( 伝統的発酵食品)と腸内細菌研究の新展開」として健康増進における食事と腸内細菌の可能性について、和食との関連も含め研究成果を報告します。

(登壇者の所属、役職は講演時のものです。)

食と腸内細菌が織りなす腸内環境の構築と健康長寿社会の実現に向けた挑戦

國澤 純

医薬基盤・健康・栄養研究所ワクチンマテリアルプロジェクトリーダー

腸内細菌と食事との相互作用が様々な形で健康状態に影響を与えていると分かってきた。
健康増進における食事や腸内細菌の可能性についての最新の知見の紹介

腸内常在菌叢の代謝産物の産生に関わる遺伝子の制御による腸内環境の改善

栗原 新

石川県立大学 腸内細菌共生機構学 寄附講座准教授

食が変化すると腸内細菌叢は遺伝子の変化が強く起きることが明らかになってきた。
腸内常在菌叢の遺伝子機能を解明することにより腸内環境を改善する研究について紹介。

小腸と身体に優しい発酵食品

辻 典子

産業技術総合研究所 免疫恒常性研究特別チーム長

小腸共生細菌である乳酸菌が特有の抗炎症メカニズムをもつことがわかってきた。
日本には優れた伝統発酵食品が多く、健康増進や自然治癒力との関係が注目される。

以下の資料をダウンロードできます。

國澤 純先生 講演資料(PDF)

栗原 新先生 講演資料(PDF)

辻 典子先生 講演資料(PDF)

講演会チラシ(PDF)